「武士道対騎士道!?───の巻」(ジャンプ・コミックス45巻収録)

今回は、両さんがフェンシングの名人を相手に、剣道で立ち向かうお話をお届けする。

剣道は日本の剣術をルーツとしながらも自己鍛錬に重きを置いているのに対し、フェンシングはフランスを発祥の地とする決闘……勝敗をつけるための剣技だ。

またフェンシングの攻撃は「突き」のみという印象があるが、実際には「斬る」攻撃を含む種目も存在する。「サーブル」と呼ばれる種目がそれで、通常フェンシングでは全身が攻撃の有効部位となっているが、「サーブル」の場合は剣道のように特定の部位……頭部、上半身、腕に限られている。

ちなみに両さんが本作中で、フェンシング教師・ピエール・ゴンザレスのことを「佐々木小痔郎(ささき・こじろう)にそっくり」といっているが、これは「交剣知愛2の巻」(ジャンプ・コミックス43巻収録)に登場した柴又署の警察官のことだ。

9月23日からお届けしている「交剣知愛(こうけんちあい)…の巻」(ジャンプ・コミックス2巻収録)同様に、警察の剣道大会が舞台のエピソードだ。両さんは葛飾署の選手として、剣聖を自認する佐々木と激突する。こちらも機会があったら、ぜひ読んでみてほしい。

それでは次のページから、両さんがのぞむ異種剣術対決のゆくえをお楽しみください!!