高額チケットで若者が敬遠?

発端となったのは、ニュースサイト「ピンズバNEWS」 が9月13日に配信した《若者のディズニー離れが進む 10~30代の利用者は約10%減 TDR知識王が語る分岐点「大人料金が1万円を超えた時」》という記事だ。

同記事は、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが2024年3月期に発表した決算にて、純利益1202億円と過去最高益を記録したことを紹介。一方、来園者に占める18歳~39歳の割合は2023年度で41%と、50%台で推移していたコロナ禍前から10ポイント近く下がっていることから「若者のディズニー離れ」を指摘した。

東京ディズニーランドへと続くゲート(写真/読者提供)
東京ディズニーランドへと続くゲート(写真/読者提供)
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この主な要因として挙げたのは、最高で1万円を超えるようになった入園料金だ。これに対して、Xではトレンド入りするほどの議論に発展した。

《入園料が高くなったことに加えて、ライト勢が気軽に楽しむにはシステムが難しくなりすぎてる》
《料金だけを若者のディズニー離れの原因と断言するのは間違っている》
《「金が無いから」ではなく、コンテンツに魅力を感じなくなっているのかも。ほぼ同じ料金のUSJは右肩上がりだし》
《マス層が金払えなくて行けなくなってるだけで、コア層はしっかり金払って楽しんでる》

こうした“若者のディズニー離れ”をめぐる議論に、来園者はどのような思いを抱いているのか。残暑の厳しい9月中旬、パーク最寄りの舞浜駅周辺で本音を聞いてみた。