「やはり逮捕されましたか…」

メンズコンセプトカフェとは、その名の通り特定のテーマを取り入れた男性キャストが接客するカフェのことで、今回摘発された東京・歌舞伎町の「Riot」は「異端児アイドル」をコンセプトにし、2023年8月頃から営業していた店だ。

同店は5月29日夜、都公安委員会から風俗営業の許可をとらずに、男性従業員に女子高校生(17)の接待をさせた疑いがある。

「逮捕されたのは『累イヴ』と名乗る経営者の岡柊衣容(とうい)容疑者(20)と同店責任者の『紫乃』こと松本大悟容疑者(21)。さらに、元キャストの少年(18)も、かつて中学生だった少女に対して酒を提供した疑いがあり逮捕されました。

この店は未成年であろうと見境なしに少女を招き入れて営業し、これまでに9000万円ほど売り上げていたようです」(社会部記者)

経営者の岡柊衣容容疑者(本人SNSより)
経営者の岡柊衣容容疑者(本人SNSより)
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経営者と責任者の2人は容疑を否認しているという。

「岡容疑者は『接待行為は従業員が勝手に判断して行った』と言い、松本容疑者は『上から風俗営業の許可をとっているから接待しても大丈夫と言われた』と供述しているようです」(前出)

「Riot」は歌舞伎町・区役所通り沿いの大手ホストグループ店の店舗も入る大きな雑居ビル内にあり、近隣店舗からも知られた存在だった。

「若い女の子がよく店に入るのを見ました。地雷系ファッションの子が多かったですね。『あんなに若い子ばかりで、あの店大丈夫かな?』と思っていたのですが、やはり逮捕されましたか…」(近隣店舗の従業員)

昨年の夏頃に店を数回訪れたという自称ホス狂のAさん(21)は、店内の様子をこう話した。

「メンコン好きの友達に誘われて『Riot』にはプレオープンも含め、これまで3回ほど行きました。入店時にはホストクラブみたいな年齢確認はなく、スルッと入れたし、店内には明らかに未成年でしょって子が数名いました。

トー横キッズみたいなツインテールで若い制服を着た子がいてさすがにヤバいと思い『この店、大丈夫?』とスタッフに聞くと『あれはコスプレだから』って…。そんな子が5万円ほどのシャンパンを入れて派手に飲んでいたことが印象に残っています」

責任者の「紫乃」こと松本大悟容疑者(本人SNSより)
責任者の「紫乃」こと松本大悟容疑者(本人SNSより)

席に着いた従業員はツインテールの少女に対し、シャンパンを“おねだり”していたという。

「キャストがその子に『シャンパンいけるでしょ?』と聞いていて、女の子は『無理だよ』と答えてたけど、キャストが『じゃあ席に長くいられない』と言うと、そのあと女の子があわててシャンパンを入れていました。

ホス狂の私にとって、そうしたメンコンの営業スタイルが興味津々すぎたので、耳をダンボにしてやり取りを全部聞いてましたが、あれは少々強引な売掛営業にみえました。5万円くらいのシャンパンでしたが、高校生くらいの子がバイトで稼ぐには大変な金額だと思います」

そう話すAさんに対して強引な営業はしてこなかったのかと聞くと、一笑した。

「当時、私は風俗で稼いでてブランド物のバッグを持ってたから『いくら稼いでるの?』とか『ホストにはいくら使ってるの?』と、お金のことを根掘り葉掘り聞かれました。

でも私は『稼いでるけどコンカフェにはお金使わないから』とハッキリ言ったら、急にキャスト全員が私に興味を失った感じでした(笑)。だからこそ未成年や中高生相手でも容赦なく1円でも多く稼ごうと必死なんだなーと思いました」