2005年に「レッドブル」、2012年に「モンスターエナジー」が日本に上陸してから今日に至るまで国内エナジードリンク市場は、成長を続けている。ケミカルな甘味と身体中を刺激するカフェインが人々を虜にし、メーカーはこぞって多くの新作を登場させてきた。
国内最大のエナジードリンク総合サイトを運営するエナジー・ドリン君さんは、1256種類(2024年5月21日現在)ものエナジードリンクをレビューし続けてきたエナドリ界屈指のクリティック。数多のエナジードリンクのなかでも、マニアの彼が一押しする“珍”エナジードリンクを10種見ていこう。(※情報は5月21日時点のものです。複数本入りの商品は、1本あたりの価格として計算)
ご当地フレーバーは地域の色と美味を両立
まずは特産品を使ったご当地系のエナジードリンク「アワライズ ゆずすだち」を紹介してもらった。
「徳島県の特産品であるゆずとすだちのエキスを配合したさわやかな柑橘のフレーバーです。果汁は1%と低いものの、フルーツのみずみずしさと酸味がエナジードリンク特有のケミカルさにマッチ。
ちなみに徳島県の伝統である阿波踊りとかけて『阿波踊り専用エナジードリンク』として売り出された“珍”要素のあるエナジードリンクでもあります」
次のエナジードリンクも、ある意味ご当地系の「ラッキーパワー888エナジードリンク」。
「北海道の函館にあるハンバーガーチェーン『ラッキーピエロ』が販売するエナジードリンクです。ご当地系のフレーバーは、ネタに走って、味もクセが強いものが少なくありませんが、本品はザ・王道といった味わいで非常に飲みやすい。
というのも、製造は『ライフガード』で有名な愛知県のチェリオ中部という企業が担当しているため、安心・安定のクオリティとなっているんです。ハンバーガーにも絶妙に合い、ゴクゴク飲めてしまうので、すぐにでも2本目にいきたくなる逸品でしょう」