「今回は明らかにSODのミス」
今回の件についてAV業界関係者たちは何を思うのか? 過去にSODから撮影を委託された経験のあるセクシービデオ監督は、「今回は明らかにSODのミス。よくぞこんなに堂々と外で撮影し、モザイクも入れずに出したもんです」と語る。
「仮に撮影申請をしても許可されるはずがないので、このような公園での撮影は、セクシービデオの現場としては無許可でやるしかない。それでも、『ここはまわりから目立つから止めておこう』『敷地内には極力入らないでおこう』など、最低限のリスクヘッジはしています。
今回は公園の雰囲気が作品にマッチしたからここで撮ろうとなったのだと思いますが、公園内に薄いモザイクを入れるとか、もう少し対策しておくべきでしたね」
別のセクシービデオ監督も「昔と比べて、今は外で撮影すること自体がリスキーになっている」と語る。
「2000年代前半までのセクシービデオ業界は『いいもの撮れたら何をしてもいい』という風潮があって、私も野外で“絡み”を撮影して、背景のモザイクなしで発売したりと、やりたい放題でした。
でも今はそんなことしたらSNSで晒されて社会問題になりかねない。だから、背景には必ずモザイクを入れて、場所を特定できないようにしているのです」
本作品の制作元のSODにも電話で取材を試みたが、「担当部署に確認します」という回答のみにとどまった。
杉並区都市整備部みどり公園課によると、今後は園内の見回りパトロールを強化し、無許可で商業撮影をしている可能性がある場合には積極的に声をかけていくようにするという。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班