妻がバイトで稼ぎ…街裏ぴんくの下積み生活

街裏ぴんくは既婚者だが、なんと妻と一度も旅行したことがないという。生活費も妻が必死にアルバイトで稼ぎ、街裏ぴんくは妻の貯金を食いつぶす日々。それでも借金が300万円ほどあり、実はR-1決勝の前日も、妻が新たなバイトを始めようと面接をしていたという。

優勝直後に、エレキコミックと片桐がパーソナリティーを務めるラジオ番組『エレ片のケツビ!』(TBSラジオ)に生出演した街裏ぴんくは、妻と生電話で喜びを分かち合い、初の夫婦旅行として北海道旅行を約束した。

このラジオ番組の中で街裏ぴんくは優勝後、初めて妻と会話したというが、その理由は優勝直後から仕事のオファーがひっきりなしに届いて、スマホを見る時間もないほどだったから。優勝した瞬間から人生が変わっている。

まさに「R-1に夢はあるんですよー!」とはこのことだろう。

トロフィーを抱える街裏ぴんく(トゥインクル・コーポレーション公式Xより)
トロフィーを抱える街裏ぴんく(トゥインクル・コーポレーション公式Xより)

さて、そもそもなぜ街裏ぴんくがそのような発言をするにいたったかは、『M-1グランプリ2022』で優勝した際の漫才で“R-1には夢がない”と放ったウエストランド・井口浩之へのカウンターだ。

2022年12月18日の『M-1グランプリ』決勝、世帯平均視聴率は関東で17.9%、関西では30.1%(ビデオリサーチ調べ)という日本国中の注目が集まる大舞台で、ウエストランドは“あるなしクイズ”の漫才を披露。そこで、“M-1グランプリにあって、R-1にないもの”として、「夢」「希望」「大会の価値」とまくし立て、R-1には夢がないと言い切って爆笑をかっさらったのだ。

これは井口の毒舌ネタである一方で、あれだけ笑いを生んだということは、“R-1に夢がない”ということは、多くの人の共通認識でもあったことにほかならない。言ってはいけない真実に触れてしまった…という意味で爆笑が生まれたのだ。