整形はボーナスの一括支払いで!

最後は「SHERIE CLINIC新宿院」で眼瞼下垂の手術を受ける相沢美奈子さん(37歳)に話を聞いた。相沢さんが施術を受けるのを決めたのはYouTubeがきっかけ。「SHERIE CLINIC新宿院」の勝沼栄明院長による症例紹介動画を見て、決心した。なぜ年末かと聞いてみると、「ボーナス時期なのと整形バレしないため」だそう。

「SHERIE CLINIC新宿院」の勝沼院長
「SHERIE CLINIC新宿院」の勝沼院長

「彼氏には『今年は実家に帰るから会えない』と伝えてあるので、仕事納め後の29日に手術を受けます。1週間ほどダウンタイムがあって、4日に抜糸して5日に彼氏に会う予定です。目力アップした状態で会えるのが今から楽しみです」

そもそも眼科下垂とは、一体どんな状態なのか。勝沼院長に聞いた。

「眼瞼下垂は目の開きが悪い状態で、瞼が下がると老けた印象を与えがちなので、手術で引き上げることで目元がすっきりとし、若々しい印象を与えます。印象がガラリと変わるものではないけど、何か変わったねと言われるようなナチュラルな仕上がりの手術です」

目の開きをよくする手術だなんて、一体どんな大掛かりな手術なのかというと…?

眼瞼下垂とは何かを明解に説明してくれた
眼瞼下垂とは何かを明解に説明してくれた
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「麻酔をして上瞼を切開後、脂肪を膜の中に入れた“眼窩隔膜”を切開し、“挙筋腱膜”という瞼を開ける時に使う目の筋肉を露出させたのち、瞼の縁にある“瞼板”に縫縮します。瞼中央、内側、外側の3か所を縫縮し固定することで左右のバランスを取ります。1週間ほどは縫った跡がわかる状態なので、人によっては誰にも会いたくないからと年末や連休中などで行う人は多いです」

相沢さんは通常60万円以上する手術を、限定キャンペーンのモニター価格の48万円で受けた。「支払いはもちろん冬ボーナスで一括です」と言う。

しかし48万円もの金額を一括することに躊躇いはないのかと聞くと、即答だった。

「瞼が垂れてきたなー、やだなーって1年間過ごすのと、パッと決めて晴れ晴れとした気持ちで1年間過ごせるんだったら、私は前者を選択したい。自信をもって鏡を見られる毎日が得られるなら48万円は安いと思います。私、ブランド物とか興味なくて、ふだんモノにはお金を使わないので。実際に効果が得られるもので、自分にお金かけることは一切戸惑わないですね」

前出の福澤先生によれば「年末に当日予約で二重瞼手術したい! フェイスラインを引き上げたい! と駆け込んでくる方も多いですよ」とのこと。

新しい瞼、新しいフェイスライン、新しい膣で新年を迎える女性たち。高額な手術費もいとわないその根底には“美への執念”があった。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班