今の懐は“あったかい”?

紅白本番では、自身の出番以外にもいろいろと感激することが多かったとか。

「僕らが壇上に立ったときに、審査員の羽生結弦さんがこっちを見て“あったかいんだからぁ♪ポーズ”をしてくれたんですよ。あれは日本一美しい『あったかいんだからぁ♪』だったなぁ……」(長谷川)

「出番前にX JAPANのみなさんと同じ空間で数分間待たされて、緊張で直立不動でした」(佐藤)

「廊下で松田聖子さんとすれ違ったときも、聖子さんが『あ、クマムシさんだぁ』って声かけてくれて」(長谷川)

「聖子さんに声を掛けられて、緊張して後退りした長谷川さんが、後ろのゴミ箱にドンと当たってしまい、それを見た聖子さんが笑ってくれたのが印象的でした」(佐藤)

「9年ぶりに出場した今井美樹さんの『PIECE OF MY WISH』は客席で見るべきだと思って、こっそり一番後ろで立って聴いてました。最高でしたね!」(長谷川)

思い出が尽きないふたり。ところで、飛ぶ鳥を落とす勢いだったクマムシは、後に当時の最高月収が800万円だったことを明かしている。当時は“あったかすぎる”懐だったが、現在はどうなのか。

「あったかい」に関連した商品広告の需要はまだまだあり!

「まあ、たしかに夏はあったかくないですね。夏なのに。でも逆に冬は、雪山で『あったかいんだからぁ♪』を歌ってくださいというオファーや、今も入浴剤のCMのお仕事させていただいたりと忙しいんですよ。あとは佐藤さんの地元、富山でお仕事いただいたり」(長谷川)

「富山の営業はいっぱい入りますよ。それプラス、夏の仕事を増やすためにレゲエバージョンの『あったかいんだからぁ♪』を作ったりもしましたが、結局今は冬版のTUBEみたいな需要でなんとかしのいでます(笑)」(佐藤)

冬こそホットになるクマムシ。今年の年末年始も冬眠する暇はない。

取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班