上司ガチャは、自分でレアリティを高められる。

ガチャには「レアリティ」という概念がある。簡単に言えば「レア度」のことだ。SSR(スペシャルスーパーレア)やSR(スーパーレア)などといったランクづけがあり、誰もがよりレアな景品を求めてガチャを回す。

上司ガチャにも、レアリティという概念は通用する。自分にフィットした「理想の上司」が「レアリティの高い上司」というわけだ。とにかく仕事ができる上司、優しい上司、自分の話を親身になって聞いてくれる上司……人によりその定義は異なるが、一般的には、仕事ができる上司も、優しい上司も、自分の話を親身になって聞いてくれる上司も、引き当てるのは難しい。だからこそ、そうした上司はSSR上司だといえる。

上司ガチャのレアリティは、自分で高めることができると私は思う。そのためには、まずは自己分析することが重要となる。

たとえば、みなさんは次の5つのうち、どれに共感するだろうか?

(1)ワークライフバランスを重視して、ほどほどの働き方をしたい
(2)忙しくてもいいから、とにかく稼げる仕事をしたい
(3)ビジネススキルを高めて、どこでも通用する人材になりたい
(4)営業力を磨き、カリスマ営業になりたい
(5)仕事は可能な限り抑えて、人生を謳歌したい

どれを好むかで「理想の上司像」は大きく変わる。ざっくり言うと、次のようになるだろう。

上司は年上だから無条件にエライのか。「上司ガチャ」のハズレをアタリにするためにいちばん必要な分析とは_01