2年近く通い続けてついに購入できた約500万のGMTマスターⅡメテオライト文字盤
その次に狙うはGMTマスターⅡメテオライト文字盤。時計友達が持っていて一目惚れ。これは買えるまでにすごく時間がかかったけど、諦めずに2年近く通い続けてついに購入。約500万。
メテオライトというのは隕石のことで、実際の隕石をスライスしたものを文字盤に使っているため、ターコイズ等もそうだが、一つ一つ模様の入り方が異なる一点物。
個人的にロレックスはこういう素材使いや色の使い方が非常に好き。機械は精度も高く、ケースやブレスの質も高い。さらに時計としてのデザインは王道中の王道。王道のデザインで売れるのは王者たる歴史と質の高さという強みを感じる。漫画で言うとジャンプみたいな存在だと感じる。クオリティが高く万人ウケしやすくめちゃくちゃ売れる。半面変に尖った作品は少ない、みたいな。
だからロレックスの大枠のデザイン自体はいい意味で特徴は少ない。時計に詳しくない人が見たら「普通の時計」となるのがロレックスの時計だと思っている。
しかしそんな中で文字盤の素材やデザイン、色使いで、時折本当に面白い遊び心を発揮してくる。ケースの色と文字盤の組み合わせで、真面目で質の高い時計にワクワク感を追加してくるロレックスの時計は非常に僕は好きだし、底が知れないと感じる。
僕の中でのそういったモデルで特に欲しかったのが、さっきのイエローゴールドデイデイトのターコイズ文字盤と、GMTマスターⅡのメテオライト文字盤。
とにかく時間はかかったけど、諦めずお店に通って購入できて本当に満足。こいつ本当に週刊連載しているのかという疑問を持たれるくらい時計屋さんに行っている。
ベゼルの赤と青のカラフルでカジュアルな感じで、通常モデルは黒文字盤に対してこのモデルはキラキラと輝く白いメテオライト文字盤。
カジュアルな時計にこの白く輝く文字盤の爽やかさが合わさることでなんとも言えないかっこよさ。角度を変えるたびに煌めき方が変わる。カジュアルだけじゃなく、綺麗なだけでもない。その融合した感じが最高だ。
そんな感じで連載中に3本。なかなかの金額ですね。でも正直、週刊連載でそこそこ売れてるなら、ロレックスをたまに買うくらいではびくともしない。
休日なしで毎日12時間以上のブラック労働で人気がないと速攻で首を切られるけど、人気さえあればこのくらいは余裕。漫画家最高。連載はしんどいけど……。
(あと逐一金額書いてますが、これはまだ「書けるくらいの金額」だから書いている、と思ってください。ここから先は結構桁が変わってくるのでところどころふわっとさせます!一番高いやつは恥を忍んでちゃんと書きます)
文/ヒロユキ 写真/shutterstock
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