⑥ 無目的な飲み会にはタダでもいかない
僕は一時期ほとんど飲み会にはいきませんでした。もちろん節約のためです。とはいえ、そんな僕も20代の頃は「誘われればとにかく行く!」というほど、飲み会に頻繁に行っていました。
時には「若い人の飲み代は全部出してやる!」という豪気な方が主催の飲み会もあり、そんなときは「夕飯代がタダになるからラッキー」と思って参加することもありました。ただ、借金を作ったあと、返済に追われる日々のなか、極限までにコストダウンを迫られた際、気がついてしまったのです。
無目的な飲み会はたとえおごりでも、行けば行くほどにマイナスになるのだ、と。
まず、仮に飲み代がタダであったとしても、そこまでの交通費がかかります。さらに飲み会に行くことで数時間が費やされるので、時間も損失する。酒を飲むと多少なりとも体調に影響するので、翌日のパフォーマンスも落ちがちでした。
飲み会に行けば、もちろん出会いはありますが、そこで話した内容なんてほとんどの場合忘れてしまっています。それに気がついてからは、現在はよほど仲のいい友人や大切な仕事先の人でない限りは、飲み会にはいきません。月にすると、だいたい1~2回くらいでしょうか。
飲み会に行かなくても、大切な人とのつながりは切れません。どうせ行くなら、大切な人との特別感を大切にしたほうが、きっと飲み会も楽しくなるはずです。