EDの2つの要因
EDには、大きく分けて2つの要因があります。
①身体にEDになる原因がある「器質的、身体的要因」
②心理的なストレスなどの原因がある「心理的要因」
この2つです。
器質性ED(身体的要因)の引き金は、計15個あります。加齢・糖尿病・心血管疾患・高血圧・テストステロン低下・慢性腎臓病・神経疾患・外傷・手術・うつ病・薬剤・睡眠時無呼吸症候群・肥満・運動不足・喫煙です。
心因性ED(心理的要因)は、過去の失敗の記憶から「今回もうまく勃たなかったらどうしよう」と不安を予期してしまうもの、不妊治療において「今日、このタイミングを逃したらダメだ」というプレッシャーによるもの、アダルトビデオなら勃起するのに妻とのセックスでは勃起しないという「妻だけED」と呼ばれる夫婦関係に起因するものなど、実にさまざまです。
EDの原因には、自分ではどうしようもできないものがあります。なかでも「加齢」はその最たるものです。原因を見極めるのは大切ですが、厳格に「なぜそうなったか」という原因ばかり追究しても、症状の改善につながるとは限りません。
ですから、自分ではどうしようもない部分にこだわるのではなく、今、改善できる部分にしっかりとアプローチすることが、ED治療にとってはベストといえます。