精液まみれになり1時間6000円の報酬
みなさんに現実を理解してもらうため、彼女が日常的にしているだろう具体的な行為に触れておく。
店舗型ヘルスは、ベッドだけがある3畳程度の狭い個室でサービスを提供する。受付と支払いを済ませた男性客を、女性が個室に招く。指名制度もあり、特定の女性を指名する場合は指名料がかかる。女性は適当に雑談しながら男性客の服を脱がせて、自分も脱いでいく。人によるが、ここで女性は肉体を触られまくる。会って3~5分ほどで男性客も女性も全裸になる。
一緒にシャワー室に入り、女性は男性客の身体を洗う。紳士的な男性、エロモード全開の男性の割合は半々だろうか。シャワーが終わり、一緒に個室に戻り、男性客は仰向けになって女性からキス、男性の身体を舐める全身リップ、陰部を舐める生フェラチオ、店によってはアナル舐めなどをする。盛り上がってきたところで攻守交代し、男性客は陰部を含む女性の肉体を舐めまくり、最後は女性が股間に手を添えて疑似的なセックス(素股)をして射精に導く。女性の手と身体は精液まみれになり、それを洗い流し、また新しい男性客を招く。そんな感じだ。
60分間で1人の男性相手にこれだけのサービスを提供して6000円の報酬である。すすきののような昔ながらの有名な風俗街の店舗型風俗店は、客付きがよく、この行為を1日何度も繰り返す。長時間勤務し、仮に1日8人の男性とこの性行為を繰り返すと、6000円×8人=4万8000円の収入となる。
風俗は完全出来高制の日払いが基本であり、毎日、稼いだお金を店から受け取って帰路につく。未来さんが最初に働いたのは、学園系のヘルス店だった。風俗店は働く女性の年齢や傾向によって細かくジャンル分けがされていて、彼女のような清楚な女性はロリ系、学園系などでニーズがある。
「セーラー服とかブレザーとかを着てました。やっぱりマニアックなお客さんが多くて、正直気持ち悪かった。制服とか好きな人は、みんな40代、50代くらいの方です。親と同じくらいの年齢ですね。ひたすら足だけを舐められたり、パンツの匂いを嗅がれたり、変なプレイをする人もたくさん。
それと会ったばかりなのに何々ちゃん大好きだよ、みたいなことを本気でいってくる人もいました。なにを考えているの、おじさんって。父親くらいの年齢の知らないおじさんに、真剣に冗談ではなく、大好きだよとか、そういうのは精神的にきます」