「デニムに合いますよ」には要注意
ニットやカットソーなど、トップスを試着するときは、必ず腕を上げてみましょう。
ジャケットもそうですが、止まっているときだけでなく、移動中や日常生活でする動作をしたときにその服が美しく見えるかどうかをチェックします。
腕を上げる(タクシーを拾うときやバスの吊り輪をつかむとき)、しゃがんでものを拾うなど、いつもするような動きを試着室でしてみてください。
余談ですが、数年前まで、某航空会社のCAの制服デザインを、海外有名デザイナーが担当していました。
まっすぐに立っていると美しい制服だったのですが、荷物を入れる上の棚のフタを閉める際に腕を上げた瞬間、ジャケットの脇下が醜く引きつりました。そんなCAさんの美しくない姿を見るのがつらすぎて、その航空会社を利用するのをしばらく遠慮していたくらいです。
今はまた新しい制服に変わったので利用していますが、人は動くものですから、本来、服は着て動いたときにも美しくなければいけないものだと思います。
あなたの日常を美しく見せてくれない服は必要ありません、レッドカーペットやランウェイを歩くための服を買いに行くのではないのですから。
話は変わりますが、どんなボトムスに合わせたらよいかわからないトップスをすすめられたとき、店員さんに「デニムに合わせると素敵ですよ」と言われたことはありませんか?
それはデニムくらいにしか合わない、難易度が高いトップスを無理やりすすめている危険信号! ワードローブの基本がデニムの方以外は、そんな難易度の高いトップスは避けたほうが無難でしょう。
文/地曳いく子 写真/shutterstock













