【相原コージ】「死なないでね…」「死なない死なない。絶対死なないと約束するから」息子からの懇願に約束するうつ病の父だったが……
『サルでも描けるまんが教室』『勝手にシロクマ』『真・異種格闘大戦』など数々のヒット作を世に放ってきた漫画家、相原コージ。そんな彼だが、実はコロナ禍になってからうつ病になり、マンガを描くことができなくなってしまった。のみならず、自殺を決行しようとするところまでいってしまう…そんな氏が回復するまでをドキュメンタリーチックな漫画にしている。
うつ病になってマンガが描けなくなりました(11)
「自殺未遂したことを思い切って妻に打ち明けたら
心配した妻が息子にまで話してしまった。
さらに妻は、スマホやらネットやらを駆使していろいろ調べた上に
病院にまで行って相談したみたいで…」(相原)
――闘病生活のことをマンガにしようと思ったのは、闘病中ですか? それとも寛解後ですか?
退院した後ですね。退院して、仕事を再開しようとするんだけど、マンガが描けない。たとえば発病前に連載してた時事ネタの四コマとか、考えてはみるんだけど、本当になにも思いつかない。
「発病編」の冒頭でも少し描いたけど、カラッポになっちゃって。その時に妻から「自分に起こったことをそのままマンガに描けばいいじゃん」って言われて、「それならできるかも」と。
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新刊情報
「うつ病になってマンガが描けなくなりました 入院編」5月17日発売
相原コージ
2023/5/17
1,650円
152ページ
ISBN:978-4575317992
「ベテランギャグマンガ家・相原コージ、コロナ禍の中、突如うつ病に。病いと戦う日々を真摯に淡々と描いたドキュメンタリーコミック!」コロナ禍の中、けがをきっかけに突如ネームが進まず悩み、仕事に支障が出るように…。コロナで外出がままならず、孤独な状況が続く。食欲がない日々が続き、体重は激減。ついには自宅の仕事場で自殺未遂を…。そして入院。閉鎖病棟にて病いと戦う日々に。