「伊賀越えをどう描くかが楽しみ」
そして、吉右衛門亜樹さんは今後の『どうする家康』の展開について、こう期待する。
「今回の大河は、服部半蔵像の新解釈といい、若年時代の家康の苦悩の描き方と言い、非常に興味深い作品。
個人的には伊賀越えをどう描くのかが楽しみです。実際、どのルートを通って三河へ帰ったのかは詳しくわかっていませんので、どの説を採用するのか。
家康公は伊賀越えの途中、この(店舗のある三重県)関宿の瑞光寺に一泊したと我々は伝え聞いています。このお寺の住職は家康公の幼馴染で、よく立ち寄って柿を食していたそうで、瑞光寺には“権現柿”という古木が今でも残っている。だから窮地で瑞光寺を頼るのも辻褄が合いますよね。
そこを描いてくれたら、私たちとしてはとてもうれしいですね」
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班