【1】前代未聞! 作品賞タイトル間違いハプニング
あってはならない前代未聞の間違いが起きたのは2017年。作品賞に輝いたのは『ムーンライト』(2016)なのに、壇上では『ラ・ラ・ランド』(2016)と発表されてしまったのだ。
原因は、プレゼンターを務めたウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに、誤って主演女優賞発表用の封筒が手渡されたこと。
すでに『ラ・ラ・ランド』(2016)のチームが受賞スピーチを始めてしまった後に間違いが発覚し、同作のプロデューサーが「手違いがありました。作品賞は『ムーンライト』です」と発表するという、なんとも気まずい特大のハプニングとなってしまった。
【2】ジョン・トラボルタとイディナ・メンゼル、名前言い間違い合戦
2014年の授賞式でジョン・トラボルタは、歌曲賞候補の「Let It Go」(『アナと雪の女王』)のパフォーマンス紹介で、イディナ・メンゼルの名前を「アデル・ダジーム」と言い間違えてしまった。直前にゴールディ・ホーンに出くわして緊張したからだそうだが、かなりひどい言い間違いだ。
おもしろいのは、翌年にメンゼルがプレゼンターを務めた際に、「私の親愛なる友人を迎えてください。グロム・ガジンゴです」とデタラメな名前でトラボルタを紹介。ふたりは壇上でハグをして、世界中に仲直りする姿を披露した。