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お子さんたちもお父さんをとても慕っていた

会見したのは柿原幹子弁護士(第二東京弁護士会)。健一容疑者が代表取締役を務める「ホソヤ産業」の顧問弁護士でもあるといい、会見を開いた理由を次のように述べた。

「今の報道はほとんど捜査機関からの情報でなされていると思うのですが、近くで細谷(健一)さんを見てきた私の立場から、細谷さんのありのままの姿、どういう人柄でどういう子育てをしてきたのかお伝えしていきたいと思っております」

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会見する柿原弁護士(撮影/集英社オンライン)
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一方で柿原弁護士のこの会見は、供述内容には一切触れないという異例の内容となった。また、共犯として逮捕された妻の志保容疑者についても、他の弁護士が選任されていることを理由に「一切お答えできません」とし、「ホソヤ産業」の顧問弁護士になった経緯については、こう語った。
  
「2019年の5月ごろに初めて健一さんとお会いして、当時、児童相談所に一時保護になっていたお子さんたちを家に帰したいと相談がありました。そのような関わりを持つ中で健一さんに信頼していただき、2019年の7月から顧問弁護士に選任されております。

健一さんは器用な人ではないのですが、とても心の優しい穏やかな人です。コロナになりホテルを一回閉鎖しないといけない時期もあり、経営上非常に困難な時代もなんとか乗り切って、現在はホテルの運営も軌道に乗っている。それをサポートしてきた立場からはこのような事態に至っているということは、本人が一番そうなんですが、私も悔しく思っております」

健一容疑者の子育てぶりについては、こう答えた。

「事務所に打ち合わせに来るときにはお子さんを連れてくることがとても多かったです。夏休みなど小学生のお子さんを連れてきたり、今回亡くなった美輝ちゃんを連れて事務所に打ち合わせにきたこともありました。とても愛情深い方で、お子さんたちもお父さんをとても慕っていつも仲睦まじく過ごしておりました。

美輝ちゃんを最後に連れてきたのは2020年の前半だったと思いますが、まだベビーカーに乗った赤ちゃんでした。よく笑うお子さんで、健一さんもとても可愛がっているように見えました。亡くなったことに関しても、私から見てもどんなに悲しんでいることかをすごく感じておりました。健一さんは人前で泣くタイプではないので抑え気味ですが、すごく辛いんだろうなというふうに見えました」

逮捕された細谷健一容疑者(撮影/集英社オンライン)
逮捕された細谷健一容疑者(撮影/集英社オンライン)

2020年前半を最後に、以降はなぜ美輝ちゃんを連れて来なかったと記者に問われると、こう答えた。

「えーと、そう言われてみると、たしかに……そうですね、そうですね、はい。でもあれかな。美輝ちゃんは保育園に通常通っていましたから、だいたい保育園があったのではないかと思います」