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刑務官は身内にも話しづらい出来事がたくさんある職業

−−「刑務官」シリーズを描いた、きっかけを教えてください。

一之瀬(以下、同) もともと事件モノ、警察モノのルポを読むのが好きで、そういったジャンルの漫画を描きたいなと思っていました。そんな中、偶然刑務官と知り合う機会があって、これはいいネタになるぞ…と。

−−それを元に漫画を描き上げて、いわゆる編集部への持ち込みをしたのでしょうか?

いえ、刑務官モノの構想を知り合いの漫画家さんに話していたら、その方が竹書房の編集さんに話してくださったんです。そこからはトントン拍子で話が進んで、すぐに作品作りに移りました。ちょうどその編集さんも、近しいジャンルの作品を立ち上げたいと考えていたみたいで、タイミングがよかったですね。

−−そもそものきっかけとなった刑務官との出会いですが、勝手ながら職業的に口が固く、なかなか情報を聞き出せないイメージがあります。意外と仕事の話をしてくれるものなんですね。

もちろん人によりますよ。最初に出会った人がたまたま話し好きだっただけで(笑)。ただ、どの方にも共通しているのが、家族や友だちには話しづらい出来事がたくさんある職業だということですね。その点、私は「ネタください~」というスタンスで行くので、いい吐き出し口になるのかなと思っています。

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