ミスコンへの挑戦と、就職案内を投げ捨てた日。紛争地域の問題解決を志して中央大学へ入るも、人生終了!?_4
Liella!の1stライブツアー最終日に親戚からの寄せ書きをもらう。隣にいるのはラブライブ!シリーズが大好きな従姉妹

ラブライブ!シリーズ初の一般公募オーディション

そんなとき、従姉妹から「ラブライブ!シリーズの一般公募オーディションあるって! 受けてみたら?」というメッセージをもらいました。従姉妹はラブライブ!シリーズの大ファンで、「アニメ見て!」「この曲めっちゃいいから聞いてみて!」「矢澤先輩最高だよ!!」と私にお勧めしてくるので、すっかり私もラブライブ!シリーズのファンになっていました。ラブライブ!シリーズのお仕事には、歌やダンス、お芝居という私のやりたいことが全て含まれています。

そんなラブライブ!シリーズ初の一般公募オーディションがあると知り、すぐに応募を決意しました。歌唱審査やダンス審査、演技審査、自己アピールなどを経て、結果はなんと合格! 

オーディション審査員の方に、今までの経験を評価していただいたときは、不安で押し潰されそうになりながらも自分ができることを全力でやってきてよかった、と初めて自分を認められました。そして、やっと両親の心配を取り除くことができるとホッとしました。

私は「ラブライブ!スーパースター!!」の葉月恋役でデビューし、同作から生まれたスクールアイドルグループ「Liella!」(リエラ)の一員としてライブなどにも出演するようになりました。声優・アーティストとしての活動が始まってから、大好きなさつまいもに関する活動や朗読劇出演など、新しいお仕事のお声がけもいただき、少しずつですが着実に結果を残せてきているのかなと思います。

そんな私を見て両親も安心してくれたのか、今では私の活動を全力で応援し、サポートしてくれています。私が家に帰ると出演した番組を何回も見返していたり、夜遅くまで新曲を聞いてくれていたりすることがよくあって、私は愛されているなぁと感じますし、心強いです。

いつも私のことを思って支えてくれる両親がこれからも喜んでくれるように、今後も色々なことに挑戦して頑張っていきたいです。

ミスコンへの挑戦と、就職案内を投げ捨てた日。紛争地域の問題解決を志して中央大学へ入るも、人生終了!?_05
『週刊ヤングジャンプ』提供 撮影/佐藤裕之
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前編:いじめと戦った日々はこちら

文/青山なぎさ  編集/西中賢治  写真/本人提供