巻き肩で呼吸が浅くなる
巻き肩の状態が続くと、さまざまな体の不調の原因になります。
巻き肩による不調の代表例は肩こりや頭痛です。
巻き肩は、肩甲骨が外側に開いていて、本来の位置とは異なるため、体は常に過緊張状態となり、リラックスできていません。肩周りの筋肉の血流も悪くなってしまいます。
特に肩甲骨と繋がっている首から背中にかけての僧帽筋が緊張状態になって硬くなったり、デスクワークなどで同じ姿勢が続いて筋力が弱くなったりすることで、肩に痛みを感じてしまうのです。
そんな症状が続くと、頭痛にも繋がってしまいます。
また、巻き肩によって呼吸がしづらい、呼吸が浅いといった呼吸障害を引き起こす可能性もあります。
呼吸をするための大切な臓器の肺は、胸郭に 囲まれており、胸郭が広がることでより空気を体内に取り込みやすくなります。
この胸郭の働きは胸の周りの筋肉の働きによるものですが、巻き肩や猫背ぎみだと、肩が前に出てしまうため、胸の周りの筋肉が縮みがちになり、胸郭の動きが少なくなり、呼吸がしづらくなってしまうのです。
そうなると、体に十分酸素が取り込めないため、血流やリンパの流れが悪くなり、疲れやすくなったり、自律神経のバランスが崩れたり、などの不調の原因になります。
なんだか息苦しい、呼吸が浅いと感じる人は、巻き肩になっていないかチェックしてみましょう。