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浜田(雅功)さんとCM中に…

「明確なツッコミがないネタは、決勝ではハネない」無冠の40歳トリオ「や団」が明かす、キングオブコント決勝の舞台裏_1
や団。SMA NEET Project所属。ネタ作り担当&ツッコミの本間キッド(中央)、ボケの中嶋亨(右)、ロングサイズ伊藤(左)
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――決勝本番、ネタをやり終えたときの本間さんの「気持ちいいっす〜」というセリフと、「やり切った感」あふれる表情がとても印象的でした。

本間 めちゃくちゃ楽しかったです。

中嶋 そんなこと、言ってたっけ?

本間 俺、言った。ネタが終わって、浜田さんに「どうでしたか?」って聞かれて、「気持ちいいっす〜」って。あれだけウケると、アドレナリンも出ますしね。

中嶋 俺は逆だったな。ネタ前が、ウキウキで。俺ら3人のネタを早く見せたいという感じだったんですけど、終わったら、「ああ、終わっちゃったか」と。浜田(雅功)さんの隣にいるときも、もう普通のテンションでした。

——初出場ながら、司会の浜田さんとも、堂々とやり合っていましたよね。

中嶋 以前、「山―1グランプリ」(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』内の企画)に出たことがあるんです。今回の決勝で点数が出る前、CMが入ったんですけど、そのときに「山―1以来です。ご無沙汰してます」ってあいさつをしたら「どうりで見たことあったわ」って言っていただいて。

本間 浜田さんはほんと優しい方で、CMの間も、いっぱいしゃべらせてもらって。僕らが言うことに対して、いちいち笑ってくれるんですよ。「僕ら3人とも40(歳)になるのに結婚もしていないし彼女もいないんです」って言ったときもメチャメチャ笑ってくれて、CM明け、いきなり「全員、彼女いないそうです」ってイジってくれて。

中嶋 嬉しいよね。あんな絡み方をさせてもらえると。

伊藤 僕らがうまくトークしたんじゃなくて、浜田さんが話しやすい雰囲気に持っていってくれただけなんです。僕らは浜田さんの手の上で気持ちよく転がっていただけで。

「明確なツッコミがないネタは、決勝ではハネない」無冠の40歳トリオ「や団」が明かす、キングオブコント決勝の舞台裏_2

――決勝1本目は、6番目の登場でした。初めての大舞台でしたが、あがったりはしませんでしたか。

本間 当日、朝起きたときが、いちばん緊張しましたね。「ああ、今日だ」と。僕はいつも会場入りして練習をして「いつでもできるぞ」ってなってくると、少しずつ緊張が解けてくるんです。当日、TBSへ行くと、楽屋の他に1組ずつ稽古部屋が用意されていて。そこで2本のネタを3回ぐらいずつ合わせて、やっと落ち着いてきた感じです。

――ネタに入ったとき、とにかく思いっきりやろうぜという感じがすごく伝わってきましたよね。

本間 そこはもう芸歴の長さでしょうね。始まったら開き直ることができました。

――お客さんの反応もよかったですか?

本間 実は1本目の『バーべキュー』のときは、ちょっと焦った場面があったです。中嶋が死んだフリをしていて、それを知らない伊藤が中嶋を埋めようとスコップを持ってくるシーンがあったじゃないですか。本当は、あそこがいちばんウケるはずなんですけど、思いのほか笑いが少なくて。