装着はもちろん、外す時にも注意が必要
不特定多数の相手とセックスをすることで、性感染症に感染するリスクが高くなるのは事実ですが、ごく普通の性生活をしていても、一度のセックスで運悪く感染してしまうことはあり得ることです。意外と身近に存在するものであることをよく理解した上で、コンドームなしのセックスは基本的に避けることを心掛けてほしいと思います。
次に、コンドームを使うにあたっての注意点をまとめておきましょう。
・コンドームを破損しないために爪を短く切っておく
・挿入する前に必ずつける。行為の途中で装着するのでは意味なし
・女性の月経周期やピルの使用に関係なく、コンドームはつける
コンドームのつけ方については、最後にイラストで解説します。
挿入した後も、コンドームがまくれ上がっていないか、時々確認をしましょう。装着の仕方が悪いと、コンドームがまくれ上がるようにしてペニスの先端に移動していき、外れてしまうことがあるので要注意です。
また、セックス後にコンドームを外す時にも注意が必要です。ペニスは、射精をすると速やかに勃起状態がゆるむため、射精後は直ちにペニスの根元でコンドームを指で押さえながら、ペニスを抜きます。
コンドームが破れて精液が漏れてきていないかを確認し、精液が漏れないように口を縛ってごみ箱に捨てます。使用済みコンドームは、生ごみの扱いになります。くれぐれもトイレに流さないようにしてください。
性欲旺盛な二人なら、2回、3回と続けてセックスを行うこともあるでしょう。その場合は、手や陰部をきちんと洗ってから、新しいコンドームを装着して2回戦に突入した方がよいでしょう。付着した精液が腟に混入することを避けるための用心です。
意外と間違いの多い…正しいコンドームのつけ方をチェック(すべての画像を見るをクリック)