あややは飯田圭織が名付け親、ハロプロの先輩後輩秘話_1
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――飯田さんはオリジナルメンバーの中では一番、在籍期間が長かったですが、メンバーの加入や卒業をどのように感じていましたか? 

私がそれまで好きだったアイドルグループって、メンバーの加入もないし、卒業もなかったんです。だからモーニング娘。も最初はオリジナルメンバーの5人で固定だと思っていました。そうしたらメジャーデビューの2作目(『サマーナイトタウン』1998年5月28日発売)から新メンバーが、加入することになって戸惑いましたね。このグループは、どういうグループを目指しているのだろうって最初は疑問でした。

――今ではメンバーの脱退や卒業は当たり前ですが、その中でも特にモーニング娘。は新陳代謝の激しいグループでしたよね。

最初の頃は特に、メンバーの入れ替わりが激しかったので、自分の中でどういうグループ像なのか全く定着しなかったんです。なんだか毎日、ディズニーランドのアトラクションに乗っているみたいな気持ちでした(笑)。ここは、『スプラッシュマウンテン』ですか、みたいな(笑)。

――お聞きしていると、非常に賑やかな雰囲気は伝わってきました。グループの雰囲気が変わることに関して、どのように気持ちを切り替えていましたか?

当初は同じメンバーで、パフォーマンスを高めていくのが理想ではないのかなって感じていました。でも次第にいい意味でメンバーの入れ替わりにも慣れていきましたね。“また中学生のメンバーが加入するんだ”とか、“ダンスのフォーメーションが変わるんだ”ってどこか客観的な目線で見ている部分もあったのかもしれません。確かに、新しいメンバーが加入するとそれまでのメンバーにとって負担もあるけれども、世の中の反応がどんどん大きくなっていくのも実感していました。