笑顔が弾ける新感覚のスポーツ
――稲村亜美さんが、ご自身のInstagramストーリーで、東京ベルディ・バンバータに入団したことを明かしたのは、7月7日でした。まず、その経緯を教えていただけますか。
きっかけは、私がパーソナリティを務めているラジオ番組に、これまで4度日本一に輝いた軟式野球チーム、東京ヴェルディ・バンバータの熊本浩志監督をゲストとしてお呼びしたことなんですが。そこからがちょっと複雑というか、ビミョーというか。
――どういう…ことでしょう?
その時点では、Baseball5の東京ヴェルディ・バンバータというチームは影も形もなくて…。監督とお話ししているときに、Baseball5の話題になって、「私、Baseball5をやりたいんです!」と言ったことがきっかけで、「よし、じゃあ、チームを作ろう!」と、ものすごく盛り上がって。
――えっ!? ということは、稲村さんのために一からチームを作った?
一から作ったというのは正しいですけど、私のためにというのは、ちょっと違います。あくまで、きっかけが、私だっただけで。
熊本さんが奔走してくださり、チームが出来上がって、そこからは、みんなで作り上げたチームです!
――それは、いつのお話ですか。
今年の4月です。
そこから、熊本さんが、とてつもない行動力で、ぐいぐい引っ張っていってくださって。あっという間にメンバーが決まり、チームが出来て、日本代表決定戦に臨んだ…という感じでした。
――チームメイトは、軟式野球、バレーボール、元ソフトボールの日本代表、現役女子大生…と多種多彩な顔ぶれが揃いました。
元ソフトボール日本代表の長崎望未選手とは、もともと仲のいい友達で、「一緒にやろうよ」と声をかけたら、「亜美ちゃんがやるならいいよ」と、すぐにOKの返事をくれて。あとのメンバーは、全部、熊本さんの力です。
――練習は?
試合形式の練習が多かったですね。コロナ禍ということもあり、1週間に一度、みんなで集まるのが精一杯だったんですけど、結果として、そこで積み重ねてきた経験と時間が大きかったと思います。
――そもそもの話になりますが、稲村さんはどこでBaseball5をお知りになったんですか。
あっ! その話をまだしていなかったですね(笑)
決勝を戦った5STARsを率いる、日本で唯一WBSC公認ベースボール5インストラクターの資格を持つ六角彩子さんとお友達で。ルールや打ち方、試合の進め方など、私が持っているBaseball5の知識や、技術は、ほぼ六角彩子さんと、5STRAsのみんなに教えていただいたものなんです。
――ライバルチームとも仲がいい?
5STARsに限らず、みんな仲がいいです。
いいプレーには、敵、味方関係なく、「ナイス、プレー!」と褒め合うし、拍手で讃える。もちろん、みんな真剣にプレーしているんだけど、それでも、試合中、ずっと笑顔が溢れているのが、Baseball5の最大の魅力だと思います。