顔フェチの爽やかイケメン・真田とドMのヤンキーイケメン・鹿嶋、男子高校生2人が繰り広げるラブコメディ『簡易的パーバートロマンス』(以下、簡ロマ)。

単巻(一冊完結)、あるいは上下巻、と比較的短い話数の作品群が多いBLコミックスの中では珍しくBLウェブマガジン「.Bloom(ドットブルーム)」にて2017年から連載が続いており、2022年7月25日には5巻が発売された。

キャッチーな設定、魅力的なイケメンキャラクター、テンポの良いポップなストーリー展開、フェチ度高めな性描写……BL好きが満足する要素がたっぷり詰め込まれていることから人気を獲得した本作。その人気は折り紙付きで、シリーズ累計50万部突破(※紙・電子累計、2022年8月時点)、商業BLの祭典「BLアワード」では、2年連続(21年・22年アワード)シリーズ部門BEST20に入賞している。

本稿では『簡ロマ』を手掛ける作画・赤原ねぐ先生と原作・瀬森菜々子先生、担当編集にインタビューを実施。前後編に分けて作品の制作話をお届け。後編では最新5巻の内容、作品を手掛ける上でのこだわりについて伺っていく。

メインカップルは結ばれない予定だった?『簡ロマ』インタビュー前編はこちらから