宮司愛海の趣味とファッション
――真面目というか…真面目すぎるというか。
よく言われます(苦笑)。
「あともうちょっと肩の力を抜いて、隙が見えるくらいの方が、視聴者の人も親しみやすいと感じてくれると思うよ」という言葉、そのふたつを合わせて、宮司みたいな感じで…。
――少し、ファッションやプライベートのこともお伺いしたいんですが。
なんでも聞いてください!
――ではまず、宮司アナといえば、ショートカットですが、これはいつから?
入社2年目の終わり頃です。理由ですか? なんだったかなぁ。思い浮かばないということは、それほど大きな理由はなかったのだと思います。
で、美容院に行って、どうせ切るならバッサリ切ったほうがいいかなと思って。衝動なんですよね、いつも(笑)。
――ファッションは?
そのときに着たいもの…ジーンズにTシャツにサンダルのときもあれば、きちんとした服を着たいなというときもあって。そのときの気分で変わります。
色や形など、これまで一度も着たことがないものでも、パッと見た瞬間、“いいような気がする”というところからスタートして。
長くそのブームが続くこともあれば、一回で終わっちゃうこともあるし…やっぱり、気分次第ですね。
――次に趣味のお話を伺いたいんですが…これがまた、たくさんあって。
そんなにありましたっけ?(笑)。
――まず、体を動かすことというのがあります。
体を動かすのは、趣味というより、健康を保つため、生活の中に取り入れている必要不可欠なものという感じの方が強いですね。
――落語が好きで寄席に通っている…というのは?
話の緩急やテンポ、言葉の選び方…同じ言葉を生業とする人間のひとりとしては、もう、ただただ、羨望の眼差しで。噺の内容を楽しみつつ、表現者としての立ち振る舞いやテクニックに注目して、感動のあまり恍惚としてしまいます。
――ご自身で、演ろうと思われたことは?
以前、スポーツ番組の中の企画で、その名も『落語でスポーツ』というコーナーがありまして。落語風にその日のスポーツニュースを伝えるというコーナーでした。高座のようなものを用意していただいて、羽織を羽織って、横には、めくりがあってという、結構本格的なものだったんですが…。
――どんどん声が小さくなっていくということは…。
噺家さんへのリスペクトが強すぎるあまりどんどん、こだわりが強くなってしまい、その結果、だんだんそのコーナーに注ぐ力が大きくなりすぎて他のコーナーに身が入らなくなり…4回で終わっちゃいました(苦笑)。
自分で演ってみてその難しさが、よくわかりました。
――世の中の人を、面倒くさい人と、そうじゃない人に分類するとすれば、宮司アナは前者ですね(笑)。
それは、間違いないです(笑)。
自分でも、面倒くさい人間だなぁって思いますから。年々、ちょっとずつソフトになって来ていると思っているんですけれど…それでも十分に面倒くさいですよね(苦笑)。
――その他にも、ラップを聴くことや、料理というのもあります。
女性ラッパーのAwich(エイウイッチ)さんは、同じ女性として憧れの存在です。料理は、食べるのも、作るのも好きですけれど…どちらかというと、自分の創作意欲を満たすためのものという感じの方が強いです。
材料を選んで、調理して食べるところまで、1パッケージで楽しめるのが嬉しくて。だから、毎日料理するというよりも、気が向いたときに、という感じです。