目玉の1つは「3D カタン」
数あるボードゲームの中でも、特に人気を集めているゲームがある。それが「3D カタン」だ。
カタンとはドイツ生まれのゲームで、世界で2000万個以上の販売数を記録する大ヒットゲームだ。カタンという無人島が舞台となっており、2〜4人のプレイヤーで島全体の開拓を進め、規定の点数を得たプレイヤーが勝利となる。開拓に必要な資材はサイコロによって得られるため、足りない場合は他のプレイヤーとの交渉によって得る必要があり、それがゲームをより一層盛り上げる。
そんなカタンの3D版が「3D カタン」だ。1セット約5万円という高価なボードゲームは、3Dというだけあって無人島にある台地などが浮き上がっており、より臨場感が増す。溝上氏によれば、「3D カタンを目当てに宿泊するお客様もいらっしゃる」そうだ。
「マーダーミステリー」をより一層楽しめるコンセプトルームも用意
またMIMARU大阪 難波STATIONでは、「マーダーミステリー」と呼ばれるゲームも充実している。マーダーミステリーとは、殺人事件を題材にした推理ゲームのことで、読者の中にも「人狼」などをプレイした方も多いだろう。
このマーダーミステリーは日本のみならず海外でも人気を博しているという。溝上氏は、「MIMARUでは、世界中のお客様にご利用頂いており、中でも海外でマーダーミステリーが大人気になっているのは、このホテルの企画を進める大きな要因となりました」と説明する。
さらに、MIMARU大阪 難波STATIONはマーダーミステリーの各種ゲームを取り揃えるだけでなく、専用のルームまで備えている。
客室には人狼をはじめ、様々なマーダーミステリーを楽しむのに欠かせない密談部屋なども備えている。部屋の灯りを落とし、不気味なランタンの灯りとそこから流れるサウンドが、マーダーミステリーの雰囲気をより一層かき立てる。
また、共用スペースにあるボードゲームは客室内に持ち込み可能で室内でも楽しめる(一度に2種類まで。一部客室は4種類まで持ち込み可)。ボードゲーム愛好家は、要チェックだ。