【上司“攻め”部門】『恋するインテリジェンス』柳 介次
N国Kヶ関の官僚たちが繰り広げる恋愛模様を描いた『恋するインテリジェンス』(丹下 道/幻冬舎コミックス)。基本1巻ごとに違うカップリングが描かれるため数多くのキャラクターが登場します。
その中でまず理想の上司(攻め)として紹介したいのが、外務省の分析官である柳 介次(34歳)。
仕事への責任感が強いことはもちろん、後輩に対する接し方が完璧。後輩を飲みに誘い断られた時も、嫌な顔一つせず、サラッと気の利く一言をかけてくれるのです。同僚からも「柳っていい男だと思うよ」と言われるほど。誰に対しても分け隔てなく優しくできるところは人として尊敬できます。
そんな柳が思い人・先森篠雅(受け)に対して必死にアプローチする姿を見ていると「後輩として近くで応援したい!」という気持ちにもさせられます。先輩たちの恋を近くで見られる職場って楽しそう……。
【上司“受け”部門】『はだける怪物』林田
次に紹介するのは、『はだける怪物』(おげれつ たなか/新書館)に登場する林田です。過去に壮絶なパワハラを受け、そのストレスを元恋人にぶつけ、発散していた過去を持つ林田。そのトラウマから感情の表現がとても乏しく、一重+つり目な顔つきも相まって、無愛想に見えてしまうちょっぴり怖い先輩です。
そんな彼をなぜ一緒に働きたい上司に挙げたかというと、痛みを人一倍理解しているから。「自分は我慢してきたんだから同じ目に遭わせてやろう」ということは一切なく、後輩に対して厳しくも面倒見のよい性格なのがうかがえます。そんな不器用な優しさと表面的な部分とのギャップにグッときてしまうのです。
また、いつも無愛想な上司が自然な表情を見せる相手は、恋人である秀那(攻め)だけというのも最高。イチャイチャしている二人を物陰からこっそり見たくないですか? 無愛想な先輩の照れた顔、見たくないですか……? 私は見たいです!!