熱中症になったことを自分ではなかなか気がつかない

熱中症は、スポーツや仕事に集中するあまり、自分で症状に気がつかないというのも特徴の一つです。ほとんどの人が周りから「フラフラしている」「顔が赤い」と言われて初めて気がつくケースが多いようです。
暑い中、周りにふらついている人がいたら、声をかけてあげるようにしましょう。

日本救急医学会では、2000年以降、熱中症の重症度を軽い方からⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と3段階に分けて判断します。Ⅰ度の症状なら現場で対応し経過観察、Ⅱ度は医療機関を受診、Ⅲ度は救急車を要請します。

★重症度別の症状

重症度Ⅰ度(軽度)
・めまい、立ちくらみがある
・手足がしびれる
・生あくび
・筋肉のこむら返りがある
・大量の汗
・意識ははっきりしている

重症度Ⅱ度(中等症)
・吐き気がする・吐く
・頭痛
・倦怠感がある
・意識がなんとなくおかしい

重症度Ⅲ度(重症)
・意識がない
・呼びかけに応じない
・体がけいれんしている
・まっすぐ歩けない
・体が熱い