無欲の抽選にちょいちょい当たる日々

とはいえ、すぐにそう自覚したわけではありません。
けれど、なんとなくいろいろなものが当たる。

ネットショッピングをしていたらキリバンのようなものをふんだらしく、記念品が贈られてきた(一瞬詐欺商法かと)。
よく見るゴルフサイトでキャンペーンをやっていて、メアド登録だけするつもりがうっかり応募もしていたらしくニューモデルのドライバーが当たって届いた(このサイトではその後高級ゴルフボールも当たった)。
2度目の住み替えのマンションでは希望の間取りの人気が高く、4世帯での抽選だったけど無事当たった。
プラチナチケットと言われる松田聖子さんのコンサート。中でも2年前におこなわれた、シングル曲だけを歌うツアーのチケットは本当にとれないといわれていたけど、応募したら抽選にあたって、日本武道館2階席最前列4枚とれた。
それに気をよくして、同じ年に開かれたユーミンのベストアルバムのツアーのチケットにも応募してみたら、また武道館が当たった。

そこそこくじ運のいい私が、あえて宝くじを買わない理由_1
こういうタイプのくじによく当たる

ほかにも、ちょっとしたくじや福引、コンビニのおまけなんかには本当によく当たる。
仕事ででたパーティの抽選でも、フルーツ1年分とかブランドもののポーチとかエステのチケットなんかを当ててしまったことがある。目玉の海外旅行とか車とか特等レベルはまず当たらないけど、まるではずれというのもめったにない。
ちょっと違うかもしれないけど無作為に選ばれる世論調査とか世帯調査にもまず当たる。

もしかしたら、自分、くじ運がいいのかもしれない……。

絶対買いなよ! 宝くじ!

で、こういう話をすると必ず言われるのが

「なにそれ! めちゃくちゃくじ運、いいじゃん! サマージャンボ買いなよ!」
「えっ、宝くじ、買ったことがないの? 年末ジャンボくらい買ってみたら?」

である。
世の人々は結構な割合で宝くじを買っていることを知りました。
そしてみんな言います。

「だって、買わないと当たらないよ、宝くじ」

もちろんそうだ。
ダンナはここ数年、サマージャンボや年末ジャンボをまとめて買っているのも、ロトをやっているのも知っている。

……でも……自分は結局一度も宝くじを買ったことはないし、たぶんこれからも買わないんじゃないかな。

なんとなく己のこれまでの当たりネタを振り返ると、どうも無欲のまま、小さなラッキーに巡り合っているだけのような気がするのです。

マンションの駐車場にしてもコンサートのチケットにしても、当たればいいな、とは思っているけど、外れてもしょうがないよね、というスタンスが基本。
ほかのケースも、たまたまそういう(くじをひく)機会に遭遇して、ひいたら何か当たったという程度。
自分から積極的にとりにいったことは皆無といっていいと思われます。
その証拠にいわゆるビンゴではほとんどとれたことがありません。ビンゴって積極的に番号の発表に耳を傾けてポチポチとカードに穴をあけていくものですが、うっかりすると途中でわからなくなって投げだしたことのほうが多いかも。

だから今さら欲をかいて大きな当たりをとりにいかないほうがいいんじゃないのかなあ、なんて。
もともとギャンブルに興味もないし。
下手なことに手を出して、この小さな運を逃したらいやだし。

結構くじ運のいい私が、あえて宝くじを買わない理由_2

今年もサマージャンボは発売されたけど……小心者は、昨日コンビニで当たったホイップあんぱんの幸運で十分幸せなのだ。