「今後も渋谷への出店は前向きに検討」復活の可能性は?
ハンズ自体も、この48年間で大きな転換期を迎えている。
かつて東急グループの一員だった東急ハンズは、2022年3月にホームセンター大手のカインズの傘下に入った。
同年10月には社名を「東急ハンズ」から「ハンズ」に変更。長年親しまれてきた手のマークを使ったロゴも刷新され、2023年3月には渋谷店の看板も新しい「HANDS」に掛け替えられた。
そして今回、ブランドの象徴ともいえる店舗が姿を消すことになった。
ただし、渋谷からハンズそのものがなくなるわけではない。
渋谷駅直結の商業施設「渋谷スクランブルスクエア」の10階には、現在も「ハンズ渋谷スクランブルスクエア店」が営業している。
それでは、宇田川町の大型店舗に代わる新たな店舗が、再び渋谷に誕生する可能性はあるのだろうか。
今後の店舗展開や経営方針との関係について尋ねると、広報担当者はこう回答した。
「現在渋谷にはもう1店舗、『ハンズ渋谷スクランブルスクエア店』がありますが、今後も渋谷への出店は前向きに検討してまいります」
現時点で具体的な出店場所や時期は示されていないものの、渋谷での追加出店については前向きな姿勢を示した形だ。
閉店を控えた渋谷店では、48年間の感謝を込めたセールや記念企画も展開されている。外壁のロゴも「HANDS」から「THANKS」に変わり、長年の利用客に感謝を伝えている。
最終営業日の11月15日は、通常より早い午後7時に営業を終了する予定だ。
「東急ハンズ」の時代から、多くの人に発見と驚きを提供してきた渋谷店。あの複雑な階段を上り下りしながら商品を探す楽しさは、間もなく過去のものとなる。
渋谷の街から、また一つ名物が消える。
しかし、ハンズが渋谷への再出店に前向きである以上、別の場所で新たな歴史が始まる可能性は残されている。
48年間続いた「ものづくり」の文化が、これからどのような形で受け継がれていくのか。渋谷店の閉店は、一つの時代の終わりであると同時に、新しいハンズの姿を考える節目にもなりそうだ。あると同時に、新しいハンズの姿を考える節目にもなりそうだ。
取材・文/集英社オンライン編集部













