「もう一度自分を使ってくんないですか」

以前から両容疑者と面識がある経営者の男性は、ボニータ容疑者を自身の会社で従業員として雇っていた時期があった。知人から「真面目に働くので面倒をみてほしい」と頼まれたのがきっかけだったという。

その後、ボニータ容疑者は会社を辞め、共通の知人を介して知り合った中根容疑者と行動を共にするようになった。男性のもとに再び連絡が入ったのは、事件の数カ月前にあたる今年5月のことだった。

「ポニータからLINEで『チャンスくれますか』『もう一度自分を使ってくんないですか』と連絡が来たんです。以前うちで働いていたので、もう一回チャンスをあげようと思って、一度会って話をしました。

ところが、うちに戻ってきて働いたのは2日だけでした。その後、いきなり『前借り50万円お願いします』と言ってきた。以前のこともあって信用がなかったので断ったら、またいなくなってしまったんです」(経営者の男性)

事件現場となった資材置き場(写真/集英社オンライン)
事件現場となった資材置き場(写真/集英社オンライン)

さらに10月中旬、この経営者のもとに、今度は中根容疑者の同世代の男性Aをめぐる相談が舞い込んだ。男性Aの親族から「Aが中根とボニータに暴行を受け、金を要求されて脅されている。助けてほしい」と頼まれたのだ(#2参照)。

男性は事情を聞くため、2人を呼び出した。姿を見せたのは、中根容疑者だけだった。

中根容疑者(写真/知人提供)
中根容疑者(写真/知人提供)