ネクタイを頭に巻き「タイタニック」…問題となった宴会動画

「謝って済むわけがない。参加した議員は“海外旅行費”を全額返して(議会から)いなくなってほしい」

そう話すのは福岡県在住の40代の女性だ。ネットメディア「センキョタイムズWEB」やNHKなどで発信された動画を見て怒り心頭だという。

センキョタイムズが2024年1月のタイ・バンコク視察時のものとして報じた動画では、“県議会のドン”と呼ばれ、海外視察や失言で批判が高まり8月に議員を辞職した自民党の前県議会議長・蔵内勇夫氏(72)や、熊本地震発生当日に政治資金パーティーを開き「やってよかった」と言って炎上、自民党福岡県議団会長を辞任した松尾統章氏(53)ら10人を超える県議が、宴会でドンチャン騒ぎをしている様子が映し出されている。

「松尾氏は舞台で蔵内氏を『ドン・クラウチオーネが世界に挑戦します』とヨイショし、別の場面では蔵内氏ら男女数人が頭にネクタイを巻いて舞台で踊り回っています。

さらに女性議員4人が舞台でキャンディーズの『年下の男の子』を歌って騒いでいる場面もあります」(地元記者)

“福岡県議会のドン”として知られ、8月25日に議員辞職した藏内勇夫前議長(写真/共同通信)
“福岡県議会のドン”として知られ、8月25日に議員辞職した藏内勇夫前議長(写真/共同通信)
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この4人は当時国民民主党の県連代表だった大田京子氏(48)と、いずれも当時民主県政県議団(9月1日に分裂)に所属した豊福るみ子氏(59)と後藤香織氏(46)、室屋美香氏(53)だとセンキョタイムズは報道。

全員が非自民党だが「福岡県議会は長年、ほぼ自民党を中心とする“オール与党”体制で、ごく少数の異を唱える議員の声は聞き入れられず、緊張感もない状態が続いてきた」と政界関係者は指摘する。

センキョタイムズが報じた同じ宴会の写真には、舞台の上で大田氏の腰を蔵内氏が後ろから抱き、映画『タイタニック』のポーズを取る姿が映っている。蔵内氏の元秘書で自民党の林泰輔氏(52)も豊福氏の腰を同じように抱いている。

センキョタイムズは、この乱痴気騒ぎを「自民会派による『集団セクハラ』事件だ」とも指摘した。

さらに、福岡県は蔵内氏が主導し、“人と動物の健康や環境保全を一体的に考える”コンセプトだとする「ワンヘルス」を冠した多額の事業をこれまで進めており、最近になってその資金の使われ方にも厳しい目が注がれている。蔵内氏はバンコクで踊ったこの女性議員4人を「ワンヘルスエンジェルス」と命名したという。

また、2023年には国民民主党福岡県連は自民党と政策協定を結び、蔵内氏に対抗馬を立てなかった。

大田氏は“タイタニック写真”が出た後、SNSで「節度を欠く振る舞いがあった」と謝罪し県連代表の辞任も表明したが、こうした「自・国協力」については言及していない。