脱サラ後、25年地元で愛されたラーメン屋が3度の被災
2001年、店主の池田経雄さん(73)はラーメン好きが高じて脱サラし、「ラーメンみたけ」を創業した。地元の新鮮な食材を使ったラーメンは、長年、地域で親しまれてきた。当初はJR大網駅の高架下に店を構えていたが、2025年4月、徒歩約10分の現在の場所に移転した。
最初の被災は8月13日の千葉豪雨だった。大網駅の近くを流れる小中川と金谷川が越水し、低地にある店の周辺も広く浸水した。池田経雄さんが振り返る。
「店を閉めるのは午後9時から9時半ごろです。その頃も雨は降っていたので、濡れては困る食材やレジなどを高いところに置いて店を出ました。家に帰ってから雨がさらに強くなり、店が心配でしたが、とても近寄れる状態ではありませんでした」
翌朝5時に店へ向かった。広い駐車場とドッグランがある敷地の周囲には、泥色の水が湖のように広がっていたという。池田経雄さんは膝まで水につかりながら店内へ入った。
「最初に店を見たときは、正直『またか』という気持ちでした。実は大網駅近くで店をやっていた3年ほど前にも、浸水被害に遭っているんです。ただ、今回はこれまでで最もひどい被害でした」













