男児とのInstagram上のメッセージ履歴も証拠として提出され…

検察側が指摘したのは、宿泊行事中の行為だけではなかった。男児が小学校を卒業した2023年3月以降も、木村被告は連絡を取り続けていたという。

「検察側は、卒業後も性器や自慰行為に関するLINEを送っていたとしています。物品と引き換えに男児の体を触る約束をする内容もあったということです。男児とのInstagram上のメッセージ履歴も証拠として提出され、何らかの約束を守るよう促す内容があったとされます」(同前)

卒業後も続いたという連絡については、集英社オンラインの取材でも保護者が証言していた。ある保護者は今年2月こう話した。

「被害も1度きりとかではなく、中学生になってからも数年間にわたって繰り返されている子もいました。そのころには『性的なこと』と理解できるようになっていても、自身の被害を周囲に知られたくなくてどうしたらいいかわからず抱え込んでしまう。
なかには塾の前で待ち伏せされたり、LINEで卑猥なことを送り続けられたりするなどストーカー的な被害に遭っている子もいました」(保護者)

木村被告が住むアパート(撮影/集英社オンライン)
木村被告が住むアパート(撮影/集英社オンライン)

子どもとの距離の詰め方についても、当時、こんな証言があった。

「木村被告は目をつけた子どもにまず何かプレゼントをしたり、好きな漫画などを持ってきて『一緒に読もうよ』と近づいたりしていました。私自身も木村被告と数年間接していたのに気づかなかった」(同前)

今回の男児への被害について、検察側は、別の児童の保護者が警察に相談し、その後の事情聴取で明らかになったと説明した。一方、木村被告は2件のわいせつ行為をいずれも否認している。

退廷前、木村被告は裁判官に一礼し、傍聴席に再び笑顔を向けた。次回の公判では、遮蔽措置を取ったうえで男児の証人尋問が行われる予定だ。

木村被告(写真/関係者提供)
木村被告(写真/関係者提供)
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班