「指先で膝の上に文字を書くような仕草もみられました」
さらに、この日の公判では、若松被告のタブレット端末に残されていた大量の動画や画像を、今後の審理でどこまで証拠として取り調べるのかについて、検察側と弁護側で意見が分かれた。公判を傍聴した司法担当記者が話す。
「検察側は、若松被告の『犯行動機』や『性癖の深さ』を立証するため、端末に残された動画や画像を証拠として取り調べる必要があると主張しました。
一方、弁護側は、それらのほとんどは今回の公訴事実とは関係がないと反論しています。必要な部分については、すでに別の証拠に現れているため、大量の動画や画像を改めて取り調べる必要はない、という主張です。
検察側としては若松被告の犯行動機などを明らかにするために必要な証拠だと考えています。一方、弁護側は今回起訴された事件と直接関係のないものまで証拠として扱う必要はないと考えているわけです」
この間、若松被告は背筋を伸ばして正面を向き、双方のやり取りを聞いていた。
「基本的には落ち着いた様子でしたが、ときおり人差し指と中指をこすり合わせるように素早く動かしていました。公判日程を調整している間には、指先で膝の上に文字を書くような仕草もみられました。話に合わせてうなずく場面もありました」(同)
次回公判期日は未定のまま、この日の審理は終了した。
教員になってから約17年間にわたり、児童や生徒らを撮影した大量の動画や画像を保存していたとされる若松被告は児童から「エチエチ先生」と呼ばれていたという。検察側が立証しようとする「性癖の深さ」と犯行動機が、今後の公判でどこまで明らかになるのか。審理の行方が注目される。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班














