「表紙を描く代わりに、ノートは取ってもらっていました」
──子どもの頃は、どんな子でしたか。
竹内星菜さん(以下同) 絵が大好きで、ほとんど外に出ず、ずっと絵を描いていました。中学の頃は友達から「ノートの表紙を描いて」とよく頼まれていて。表紙にイラストを描く代わりに、友達がノートを取ってくれていたので、授業中は全然ノートを取っていませんでした(笑)。
あと小さい頃からアニメが好きでしたね。アニメ好きなのは、母の影響もあるかもしれません。私の名前の「星菜」は本名なのですが、『北斗の拳』のケンシロウに由来しているんです。胸に北斗七星をかたどった七つの傷を持つことから、「星七(せいな)」をもとに「星菜」と名付けられました。
──周りからはどんな性格だと言われていましたか。
最初は真面目と言われることが多いんですけど、距離が近くなればなるほど「変わってる」と言われてました(笑)。流行りのものにあまり惹かれなくて、「こういうものが好き」という自分の世界の中で生きているからですかね。
たとえば、ロリータファッションもそうですね。小さい頃に漫画『DEATH NOTE』を読んで、ミサミサのことを「めっちゃかわいい」と思って。そこからゴシックロリータファッションを知り、『KERA』という雑誌を買うようになって、のめり込んでいきました。
──実際に着たりもしていましたか?
中学の頃は、家で衣装を着て写真を撮ったり、仲の良い友達に見せたりしていました。地元のお祭りにも、普通にロリータファッションで行っていましたね。
友達がモデルをやりたいと言っていたので、「一緒について行こうかな」くらいの感覚で応募したことがあって。そこからモデルの仕事をするようになり、ロリータやゴシックパンク系の服を堂々と着られることが楽しいなと思っていました。
高校生になると、コスプレイベントにも行くようになりました。その頃は『涼宮ハルヒの憂鬱』や『ラブライブ!』のμ'sメンバーなどのコスプレをしていました。
──その頃から、好きなものがそのまま今のモデルやイラストの活動につながっているんですね。周囲の目を気にして趣味を隠してしまうこともあるなかで、竹内さんがずっと自分の「好き」を貫けた理由は何だったのでしょうか。
学生時代の友達に恵まれていたのは大きいと思います。陽キャな友達が多く、周りはアイドルやジャニーズ系の男性タレントが好きななか、私はボーイズラブやギャルゲーのような、少しコアな作品もめちゃめちゃ好きだったんですよ。
もし友達が「え? 何それ?」みたいな感じだったら、隠していたかもしれません。でも、「星菜が好きなものだから」と受け止めてくれて、興味津々で話もちゃんと聞いてくれて、仲間外れにされることもなかったんです。母親も、ロリータファッションを着ていても「かわいい」と受け入れてくれていましたし、温かい環境でしたね。














