高校時代に始めたSNS投稿から、漫画家デビュー
──イラストレーター、漫画家として活動するまでの経緯を教えてください。
もともと「イラストレーターになろう」と思っていたわけではなくて。高校生の頃、「ちょっとくらい見てもらえたらいいな」くらいの感覚で、Twitter(現X)に漫画を投稿していたら、3〜4投稿目くらいから反響をいただくようになりました。
そこから毎日投稿するようになって、その間に高校も卒業したんですけど、リツイート(現在のリポスト)やコメントをたくさんいただけることが励みになって、続けていた感じです。
それまで友達や家族だけに見てもらっていたものを、世界中の人に見てもらえるようになって。ファンレターもいただくようになり、「自分の絵をいいと思ってくれる人が、こんなにいるんだ」と、すごくうれしかったんです。
──その流れで2014年から、ヴィジュアル系バンドが大好きな小学生の妹の日常を描く漫画を投稿し、それが実話ベースのエッセイコミック『小学生の妹がバンギャです』として2016年に単行本化されたんですね。
そうですね。単行本を出させていただいたことをきっかけに、アーティストさんの公式グッズのデザインなども手がけるようになりました。本格的にイラストレーターとして仕事を始めたタイミングだったと思います。
当時は兵庫の実家に住んでいたんですけど、東京での打ち合わせが増えてきて。「もう東京に出ちゃうか」と思って上京しました。でも、上京して最初の半年くらいは生活もままならなくて、ロリータショップで店員のアルバイトをしていました。後に、そのショップの服のデザインやモデルもさせていただくようになって。好きだったロリータファッションが、思いがけず仕事にもつながっていきましたね。
──2019年頃からグラビアにも挑戦します。どんな心境でしたか。
今の事務所に入ったタイミングで、「グラビアもやってみない?」と声をかけていただきました。もともと、やってみたいという気持ちはあったんです。SNSでグラビアを見ていると、単にセクシーなだけでなく、「かわいい」と感じる作品も多くて。
モデルの延長線上の感覚で挑戦したんですが、実際にやってみて驚いたのは、ポーズや見せ方の違いです。モデルの仕事では服がメインになりますが、グラビアでは自分自身がメインになる。服が少し隠れたり、くしゃっと見えたりしても、それが写真として成立することもあって、表現の自由度が高いと感じました。
「こんなに腰を曲げたら変じゃない?」と思うようなポーズでも、写真で見るとすごくきれいに写っていたりして。グラビアをやったことで、自分自身の表現の幅が広がった感覚がありますね。














