検察側は「被害結果は重大かつ取り返しがつかず、反省の情もない」
続く論告で検察側は、斉藤被告がAさんと初めて顔を合わせてから約1時間40分後に最初の行為に及んだと指摘。2人は性的な行為を受け入れられるほどの関係ではなく、斉藤被告が同意があったと誤信するような事情もなかったと主張した。
また、Aさんが斉藤被告の行為を拒絶するため、その場で声を上げたり暴れたりできなかった背景については、両者の年齢や経験、社会的地位の差を挙げ、「強く抵抗すれば、悪口を言われて仕事ができなくなる」と考えていたと説明した。
さらに、行為後に「かわいくてつい、ごめんね」「嫌じゃなかった?」などと尋ねたことについては、Aさんの意に反する行為だったと理解していたことの表れだと指摘。斉藤被告の「同意を確信して尋ねた」との説明を、「不合理な弁解にすぎない」と退けた。
また、斉藤被告の妻でタレントの瀬戸サオリ(38)氏が事件発覚後、SNSに「一方的な行為ではなかった」などと投稿した際、斉藤被告が削除を求めなかったことについても、「Aさんの苦しみを理解しているとは思えない行動」と非難した。
検察側は、斉藤被告には「継続的な再犯防止プログラムが必要」と強調。医師がAさんの社会復帰には5〜6年以上を要するとの見方を示していることなども踏まえ、「犯行態様は悪質で、被害結果は重大かつ取り返しがつかず、反省の情もない」として懲役7年を求刑した。論告が読み上げられる間、斉藤被告は眉を下げてうつむき続け、時折、肩で大きく“ため息”をつく場面もみられた。













