遺族に誤った説明をしたことも認め、謝罪

湯瀬氏の指示は店長からBさんに伝えられたという。そしてBさんと一緒に店へ向かった大竹さんは、再入館する直前、偶然会った親戚に「金庫に入れに行かないといけない。会社の人に頼まれた」と話したと別の遺族が一部メディアに証言している。

この言葉が事実なら、大竹さんは業務命令上の依頼として受け止めていた可能性がある。

さらに湯瀬氏は、遺族に誤った説明をしたことも認め謝罪した。

大竹さんが被害にあったことがわかった直後、湯瀬氏は家族に対し、大竹さんが再入館前に「荷物を取りに戻りたい」と言っていたと伝えている。

地震直後のイオンモール熊本店内(写真/近隣住民提供)
地震直後のイオンモール熊本店内(写真/近隣住民提供)

大竹さんが再入館した理由はこれだ、との趣旨で説明したのか、と尋ねると湯瀬氏は「そういう説明の仕方になっていると思います」と認めた。

地元記者もこう解説する。

「8月2日にハビタが入金指示をしたと認めた際、大竹さんの遺族は、荷物を取りに行ったということよりも『売上⾦を⾦庫に⼊れてくれ、と言ったのが先ですね』と質し、湯瀬氏は『先です』と認めています」(地元記者)