富士そばは実は、店舗ごとに味が違う?
実際、導入店では来店客数や売り上げのアップにつながっているという。ただし、立地や客層が店ごとに違うため、通常麺の店との単純な比較は難しく、同社は「店舗ごとの個性の一つ」としている。
では、乱切りそば以外の店は、どこでも同じ味なのか。
SNSでは以前から、「富士そばってチェーン店だからどこも同じ味のはずなのに、店舗によってかなり違うように感じる」「ここの富士そばは明確に違う。妙にうまい」「近所の富士そばと出先の富士そばで味が全然違う。俺がおかしいのか?」といった声が上がっている。
どうやらこれらは、まったくの勘違いとも言い切れないらしい。
同社によると、安定して仕入れるため、通常のそば麺は2社から2種類を仕入れている。つゆに使うかつお節も、2社から2種類を調達しているという。
「これは店舗が任意に選ぶものではなく、供給体制上の理由によるものです。麺やつゆの違いを明確に感じ取られるお客様がどの程度いらっしゃるかについては、把握しかねる部分もございます。
また、店舗限定メニューに使用する調味料・食材につきましては、限定店舗のみで扱っているものもございます。味そのものが違うというよりも、店舗ごとにメニューラインナップが異なる点から、店舗ごとの個性や面白さを感じていただけているのだと思います」(ダイタン商事株式会社 マーケティング・広報 担当者)
店舗限定メニューといえば、2年前、秋葉原電気街店限定の「DX柔らかポークの薬味たっぷり玉子丼」が2300円だったことから、一部で“インバウン丼”と呼ばれ、注目を集めたのも記憶に新しい。
独自メニューは、店長や店舗から提案が上がると、担当マネージャーと運営会社がチェックする。味や見た目だけでなく、食材、原価、衛生面、品質、店で無理なく作れるか、需要があるかなどを検討し、最後は社長が販売の可否を決めるという。
こうした“店ごとの違い”があるチェーンは、富士そばだけではない。












