「どんなに屈強な人でも、暑さには耐えられません」

繰り返しになるが、酷暑は災害だ。しかし、大雨や台風は、川の氾濫や建物の損壊など、被害が目に見える。一方、暑さでは、街の景色が大きく変わるわけではない。そのため危険が伝わりにくく、他人事として受け止められがちだという。

「熱中症は誰にでも起こり得ます。重症化すると後遺症が残ったり、最悪の場合は命を落としたりすることもあります。近年では、水害や台風などの風水害による死者・行方不明者数より、熱中症で亡くなる年間死亡者数のほうがはるかに多い年もあります。

どんなに屈強な人でも、暑さには耐えられません。自分は大丈夫だと思って我慢したり、周囲の人に我慢させたりすることは、絶対にやめてください」

品薄になるほど人気を集めるハンディファンも、持っているだけで命を守ってくれるわけではない。

酷暑対策はしっかりと(写真/Shutterstockより)
酷暑対策はしっかりと(写真/Shutterstockより)
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暑さは、我慢するものではなく、避けるもの。40℃が現実となった現在、暑さへの認識そのものを変える必要がある。

取材・文/集英社オンライン編集部