目立たない客、ゲームのスタイルも“寡黙”

周囲の証言によると、山崎さんは普段、寡黙で目立たない印象を持たれていた。

「山崎さんは同じテーブルでプレーしていても、自分からたくさん話すような人ではありませんでした。周りのお客さんは比較的おしゃべりなタイプが多く、にぎやかな雰囲気でしたが、彼は積極的に会話に加わらない。

ただ、たまにお酒を飲んでいることがあり、そういう時は少しテンションが高くなる印象でした。

テキーラなどのショットを飲み、楽しそうにはしゃぎながらプレーしている姿を何度か見たことがあります。顔がすぐ赤くなっていたので、お酒にはあまり強くない印象でした」(前出の常連客)

一方で、ゲーム中のプレースタイルは堅実だった。

「彼のプレースタイルは慎重で、相手の賭けにはコールすることが多いプレーヤーというイメージです。ハッタリ(ブラフ)を仕掛けてくることはほとんどありませんでした。ルールやマナーを破るような、ふざけた真似をするタイプでもなかったです」

“堅実なプレイヤー”の山崎さんは吉田さんに対し、「ガチ恋」だったようだ。別の常連客が語る。

「彼は最近、頻繁にお店へ通い、千夏さんを誘って東京まで遠征し、ペアを組んでポーカー大会に出たこともありました。周囲のお客さんはみんな『ガチ恋(手の届かない相手に対する本気の片思い)なんじゃないか』と話していました。

千夏さんと山崎さん(店舗HPより)
千夏さんと山崎さん(店舗HPより)

千夏さんは店ではダーツを一緒に山崎さんとやることもありましたが、山崎さんだけを特別扱いすることなくお客さんとして接しているように見えました。

それにあるお客さんが山崎さんの来店中に千夏さんへ『お客さんの中で好きな人はいるの?』と聞いても、『絶対にない』と言っていました。

お客さんとは付き合わないとやんわり断る空気を見せていたんですが、山崎さんは何度もアプローチを続け、千夏さんも何度も断っていました。でも彼はしつこく『好きです』って……彼女からどう扱えばいいか相談をされたことがあります」