「子どもたちが自分らしく自由でいられる、そんな場所にしていきたい」
その後、若林さんは通信制大学へ進学。そして大学4年生になり、就職活動も終えて時間に余裕ができた時、「やりたいことをやってみよう」と考えたという。
「実は中学時代の不登校の頃、子ども食堂に行ってみたいと両親に言ったことがあるんです。結局行くことはできなかったのですが、その後もずっと興味を持ち続けていました。自分のように居場所がなく、つらい思いをしている人の力になりたいという思いもあって、子ども食堂をやってみようと思ったんです」
フリースクールや子ども食堂の運営者などさまざまな人に相談し、高校時代の友人にも協力してもらいながら約1年間準備を重ねた。10人のボランティアスタッフも集まり、今春からさいたま市の子ども家庭総合センター「あいぱれっと」で月に一度、子ども食堂を開いている。
自身の経験を通して子どもにとって居場所がいかに大切かを実感している若林さん。その思いは活動にも反映されている。
「子ども食堂は貧困家庭への支援というイメージが強いと思います。実際、私自身も昔は行きたくても行きにくいと感じていました。それで誰でも気軽に立ち寄れる空間にしたくて、『よりどころカフェ』という名前にしたんです。子どもたちが自分らしく自由でいられる、そんな場所にしていきたいです」
ボランティアメンバーも高校生や大学生が中心だ。若い世代ならではの視点で取り組む新たな居場所づくりに、今後も注目が集まりそうだ。
※「集英社オンライン」では、今回の記事をはじめ「いじめ」や「学校トラブル」に関する情報を募集しています。下記のメールアドレスかXまで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
X
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班













