「高市一強」で党内政局封じ? JiBに集う実力者たち

「高市総理を来年の自民党総裁選で勝たせるグループです。できれば無投票再選で高市総理の再選を果たしたい。そのために、必要なメンバーを集めています」

筆者の取材に対して、高市総理に近い自民党中堅議員は、JiBの狙いを率直にそう語る。

高市総理は、石破茂前総裁の残り任期を引き継いでいるため、総裁任期は2027年9月までとなっている。来年に予定されている自民党総裁選のためにつくられたのが、この「JiB」というわけだ。

高市総理(写真/本人SNSより)
高市総理(写真/本人SNSより)
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主導権を握るのは、高市総理誕生の立役者となった麻生太郎副総裁である。

「昨年の総裁選では、派閥をあげて高市総理を支援した。85歳と高齢ですが、領袖を務める麻生派は、衆院選以降も拡大し、60人規模の一大勢力となっています。

高市総理も、来年の総裁選を考える上で、麻生さんを頼りにしているのは間違いなく、麻生さんの助言には耳を傾けます」(高市周辺)

自民党議員に配布された「『国力研究会』発足とご参加のお願い」と題された文書には、こう記されている。

〈この国難に際して誕生した高市政権は、「日本列島を、強く豊かに。」という理念のもと、「責任ある積極財政」「安全保障政策の抜本的強化」「政府のインテリジェンス機能の強化」といった重要な政策転換を掲げて国民の信を問い、その力強い信任を得ました。 政府与党は一体となって、国民に約束した公約の実現に邁進しなければなりません(中略)いま求められているのは、 現実的な政府と与党の連携です。 今こそ自民党は一体となって未来へ挑戦し、政策を実行しなければなりません〉

このように、自民党が政府と一体となって、高市政権を支えていくことが説かれているのだ。

「『国力研究会』発足とご参加のお願い」と題された文書の一部
「『国力研究会』発足とご参加のお願い」と題された文書の一部

発起人には、麻生氏や萩生田光一幹事長代行のほか、昨年の総裁選で高市総理のライバル候補だった茂木敏充外相、小泉進次郎防衛相、小林鷹之政調会長も名を連ねている。

「高市総理は、今年2月の衆院選で自民党を歴史的大勝に導いた。自民党内では高市一強状態といえる。このまま支持率の悪化などがなければ、党内政局は起こりにくい。

小泉氏や、小林氏といった総裁候補たちも、それぞれ身の振り方を考えたのでしょう」(自民党関係者)

小泉進次郎防衛相(写真/本人SNSより)
小泉進次郎防衛相(写真/本人SNSより)

ほかにも松山政司参院会長、西村康稔選対委員長、有村治子総務会長、山谷えり子元拉致担当相、加藤勝信元財務相、中曽根弘文元外相が発起人となっている。