ピン芸人の孤独「相方いたほうがいいなって考えたこともあった」
――当時、女芸人も少ない環境の中、ピン芸人として孤独を感じたことはありましたか?
16歳くらいからお笑いのネタを作ってて、「やっぱり相方っていたほうがいいな」っていっちょまえのことを考えたりしたこともありました。
――それはどういった理由から?
自分の言いたいことに対して、ツッコミが欲しいなって思ったんです。でもその価値観もある出来事から完全に覆りました。
――いったい、何があったんですか?
友達の彼氏がとんでもないイケメンで、その彼氏の知人が「お笑いをやりたい」って言ってると聞いたんですよ。まあ多少の下心もありつつ、会いに行ったら、嘘みたいに顔の長い男が来たんですよ。
――(笑)
それで「どういうネタを作ってるんですか?」って聞いたら「自分がAV見てるのを母親に見られるみたいなネタやりたい」って言われて……「こいつ、つまんねぇな」って思って。相方がいることって、自分の「面白い」と思うことに対して、同じように「面白い」と思ってくれる人が、もう一人いなきゃいけないことなんだって感じたとき、一人でいいやって思えたんです。
――じゃあそこからは迷うことなく、ずっとピン芸人を貫いたんですね。
そうですね。でもモリマンが地元の札幌に帰っちゃったときは、すごい孤独に襲われました。私はモリマンをすごい尊敬していて。女芸人が一番冷遇されていたあの時代の環境下で、よくぞ誰も殴らずに芸人を続けてくれたなって。東京にいた期間は短かったですが、そこで爪痕を残して、今でも地元の札幌で芸人を続けてる。めちゃくちゃかっこいいと思ってます。













