30年前は「女は面白くないから、ボケるな」の時代
――芸歴30年を振り返って「耐えた」という言葉が出てきた理由は?
まちゃまちゃ(以下、同) 今の時代、絶対言っちゃいけないけど、「まじで殺してやろうかな」って思った奴、何人もいたんですよ(笑)。私が芸人始めた30年前って、今と違って、女芸人なんてほんと少ないし、とにかく扱いもひどかったんで。
――当時の女芸人はどんなふうに冷遇されていたんですか?
イベントとかでも、劇場の作家に「女は面白くないからボケるな」って普通に言われるんですよ。「じゃあ何しに来てんだよ」って話じゃないですか。しかもその人、元芸人なのに、こっちの気持ちも汲み取ることなく、普通になめてきやがって。
――そうした時代をどう乗り越えてきたんですか?
私は19歳で吉本興業に入ったんですけど、当時、東京には「10代・女・ピン芸人」ってほぼいなかった。それでもお笑い好きのお客さんがすごく温かく受け入れてくれて、応援してくれた。だから、めげずに、辛い時期を乗り越えてこられたのはあります。
――それはとても心強いですね。
芸人って男が多いから、客層も女性が多くて。もう“お笑い”ではなく、“恋愛感情”で来てる客もいたぐらい。その中で、いつも出待ちしてくれて、手紙をくれる女子高生がいたんです。年も近いし、手紙には電話番号も書いてあって。
――おぉ、それは嬉しい展開!
あの頃って、男芸人なんかは、もらった手紙に番号書いてあって、そこに貼ってあるプリが可愛ければ電話してる時代だったんで(笑)、別に私がその女の子に電話することぐらい支障ないだろって思って。その子の親が寝たあと、夜中に電話して、ゲラゲラ笑い合うような仲になって。
――素敵な関係ですね。
で、その子とは今でもつながってます。今度の30周年イベントにも来てくれるんですよ。そういうのは、やっぱり嬉しいですよね。













