立憲支持層「分かれた方がよい」が65.6%に

先の産経・FNNの調査によれば、立憲支持層の45.4%は「参院や地方の議員も合流」を望んでいるものの、公明支持層を見ると「参院や地方の議員も合流」は5.5%にとどまり、「分かれた方がよい」が65.6%に達している。

現在の高市内閣に対する姿勢とともに、立憲民主党と公明党の支持層の乖離は簡単に埋めることはできないだろう。

中道改革連合から衆院選島根1区に立候補して落選した亀井亜紀子元衆院議員は2月13日、野田前共同代表らについて記者団に「『政権を取るためにはどうするか』ばかりを考えて、自分の政党に対する自信や愛着がないことが一番の問題だ」と痛烈に批判した。

落選した福田昭夫氏や藤岡隆雄氏らも中道改革連合を離党する意向を固め、小川新代表の足元は揺らぐ。今後は衆院選の比例優遇した公明党出身議員への風当たりが強まり、見直す動きも出てくるだろう。

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彼らが別の「新党」を結成した場合……

仮に参院や地方の議員も合流するならば、立憲民主党と公明党、そして地方組織にある「資金」をいつ、誰が、どのように集めるのかも課題になるはずだ。

多くの政党では各支部長に月50万円から100万円程度を差配しているが、選挙区から立候補しない公明党出身者にはどうするつもりなのかという「お金の事情」もある。

これから中道改革連合の小川執行部は落選者への対応や政策・公約づくりに多くのエネルギーを割くことになる。だが、当面は中道改革連合として続けるにしても、来年の統一地方選までに参院議員や地方議員を含めた「進路」を決めなければ、厳しい未来を迎える可能性は低くないのではないか。

中道改革連合からの離脱者がさらに増え、彼らが別の「新党」を結成した時、従来の支持層がどちらに向かうのか注目点となりそうだ。

かつての巨大野党と、盤石な組織を誇った政党。その野合とも映る合流劇は、理想を掲げた「中道のかたまり」ではなく、互いの支持基盤を食いつぶし合う「負の相乗効果」を招きつつある。

高市政権の盤石な支持を前に、内紛と資金難、そして支持層の乖離という三重苦に喘ぐ新党に、残された時間は少ない。

来たる統一地方選を前に、このまま泥舟と化すのか、あるいは再び「分裂」という名の原点回帰を選ぶのか。中道改革連合が直面しているのは、単なる党勢の立て直しではなく、存在意義そのものが消滅しかねない「存亡の秋」である。

文/竹橋大吉