選手村は「夜の国際交流」が盛んなのか?

五輪の風物詩ともなった選手村のコンドーム配布が、大会日程を1週間以上残して枯渇しているという。こうした報道にSNSでは感嘆の声が挙がっている。

「氷の上だけじゃなくて、村全体の熱気も『金メダル級』ってことか」
「お盛んねぇ~…」
「さすが世界トップアスリート、エネルギー爆発してるな!」
「オリンピックでは熱々な肉弾戦が始まってる」

五輪開催期間中の選手村について、「夜の国際交流もお盛ん」「ナンパ天国」などといった揶揄が毎大会のように話題に上がるが、実際は今大会の選手村で当初用意された無料配布は約1万個規模と、過去の大会と比べて非常に少なかったことがわかっている。

ミラノ五輪の参加選手約2900人とされ、単純計算で1人あたり約3個にすぎず、数日で在庫がなくっても不思議ではないほど初期在庫が僅少だったのだ。

【近年の五輪のコンドーム配布数】
2008年 北京夏季五輪:約10万個
2010年 バンクーバー冬季五輪:約7万個
2012年 ロンドン夏季五輪:約15万個
2014年 ソチ冬季五輪:約10万個
2016年 リオデジャネイロ夏季五輪::約45万個(最大配布数)
2018年 平昌冬季五輪:約11万個
2020年 東京夏季五輪:約16万個(新型コロナ感染対策で配布制限)
2024年 パリ夏季五輪:約20万個以上
2026年 ミラノ・コルティナ冬季五輪:1万個以上(開催期間中)

コンドームを持つ女性の手元 (写真/PhotoAC)
コンドームを持つ女性の手元 (写真/PhotoAC)
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そもそも五輪の選手村でコンドームを配布する慣習は、HIV感染や性感染症(STD)予防の啓発活動の意味で1988年のソウル五輪から始まった。ソウル五輪以来、定着したこの慣習に「五輪名物」として母国への記念品やお土産として持ち帰る選手・スタッフも多いという。

AV男優のしみけんさんが、卓球日本男子史上初となる4大会連続で五輪出場した水谷隼選手にリクエストして、リオ五輪と東京五輪のコンドームをお土産として入手したエピソードもある。